イキトスには水上集落があります。
そこにはたくさんの家があり、ローカルの人々はその水上集落を
「アマゾンのベニス」と呼んでいるそうです。

この水上集落は貧しい人々が住む地区で、決して治安がよくありません。
バイクタクシーでボート乗り場に行き、ボートのドライバーに、30分のクルーズ
に連れて行ってもらいました。
この水上集落には2種類の家があります。
ただ単に支柱が高いだけで、地上にしっかり作られている家と
水上にきちんと浮くようになっている家です。
前者のタイプの家の写真です。

まだ雨季が始まったばかりなので、家の前の道路はあります。
そのうち、水位がぐーんと上がり、家のまわりに運河ができ、
ボートで行き来するそうです。
すごい迫力のある光景になると思います。
小さな運河が小さな家々のまわりに張り巡らされて、そこをボートが
行き来する光景・・・。
見たかった。
雨季のピークに来てみたい。
後者のタイプの家の写真です。

かなり東南アジアっぽい雰囲気です。
手前の小屋はトイレです。
もう少し水位が増したら、浮き始める家の写真です。

朝9時ころに行ったのですが、軒先で食器やなべを洗ったり、洗濯している人、
大工作業をしている人やボートで釣りをしている人などの姿が見られました。
そして軒先や家の中に、子供の姿がたくさん見られました。

この水上集落、イキトスの自然の特徴を生かした生活がとても魅力的です。
川が増水してもしっかり対応できる構造になっていて、近くで伐採したであろう
木で作られた家、川の水で生活する人々、川に建てられたトイレ、ボートで
行き来する人々・・・。
ほとんど自然素材でできた家での、質素な生活の姿に、色々考えさせられ
ました。インパクトある光景でした。
どんな思いで生活しているのかなぁ。
20代に旅していたときは、こういう生活風景を見て、住んでいる人たちは
モノにではなくて、人とのつながりとかに喜びを感じる生活を送っていて
幸せなんだろうなぁって勝手に想像していました。
でも、どうなんだろう。
実際、ここを訪れた翌日、新聞にこの川で女性の死体が見つかった
ニュースが載っていました。殺人事件として扱われていました。
水上集落の人たちの生活って、退屈な部分がかなりあると思います。
娯楽が少ないはずだし。
今回見た水上集落の人たちは果たして、質素に暮らして、苦悩の
少ない人生を送っていくのかなぁ?気になるなぁ。
それで、話がちょっとそれるんですけど、
人生で我々がしていくことって、シンプルに捉えると、
生まれて、子供のころは食べて、寝て、大きくなって、
大人になったら、食べ物のために働いて、寝て、子孫を残して、
そして老いて死んでいく
っていう感じですよね。
こういうふうに文字に書くだけなら、本当にシンプルなんですよね。
でも、日々の生活では、高級品を買いたいとか有名なお店でおいしい
ものを食べたいなどといった欲望に囚われるし、いろんなことをしたくなるし、
考えすぎや仕事のしすぎで心身に変調が生じてしまうこともあるしで、
決して人生ってシンプルではないですよね。
そして、特に日本人は、まわりが自分をどう見ているかとか世間体を気にしたり
して、いろいろな苦悩を自分で作り出しちゃって、それを背負いながら生きて
いっちゃうんですよねぇ。
シンプルに捉えると、楽チンに見えるんだけど、いろいろ複雑ですね、人生は。
複雑で、思い通りにならないことがあるからこそ、楽しくもあるんですが。
- 2008/12/05(金) 00:50:16|
- ペルー アマゾン
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